4時間の入院費がなんと74000円?!前駆陣痛による入院費の全てを公開!

妊娠


いらっしゃいませ!

ヒロノカフェにようこそ!店長のナカイ ヒロトシです。

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今日は妊婦である私の妻に起こった出来事がテーマになります。

陣痛で朝6時に緊急入院して、
結果痛みが治まったため朝10時に
退院した妻の、わずか4時間の入院費用


『74000円』

もの額になった。

これについて問題提起をしたいと思います。

この記事によって、妊娠や出産にかかる費用の、

その問題点について以下のようにまとめてみます。

1.前駆陣痛で入院!その費用は驚愕の4時間で74000!?

2.前駆陣痛や自然分娩は自費(私費)扱い?保険は利くのか?

3.病院の会計は複雑!明朗会計なんてない!

4.前駆陣痛や自然分娩は高額療養費制度の対象にはならない?


先に言っておくと、

この記事では受け入れ先の病院の批判は極力しません。

批判に見える表現もゼロではありませんが、本題は別です。


妊娠、出産に関する制度や仕組みの問題を訴えていきます。
なので妻の氏名と病院名についてはモザイク処理をさせていただきます。

臨月となった妻が前駆陣痛で入院。その費用とは!?

結論から言いますと、

明細については写真で出してある通りです。

 
金額だけ先に出しましたが、

皆さんこの金額を見てどう思われましたか?

「妊婦を診てくれてるんだからしょうがないやん」
と思われますか?


当日の動きの詳細を書いてみます。

本陣痛かもしれないと思って早朝ではありましたが病院に電話して、
「来てください」
と言われ、朝6時から妻のかかりつけとなっている病院に向かいました。

そこで病棟看護師が状況を確認。
その結果、


「経産婦なのもあるので一応入院とさせてください」

となりました。


というもの、子宮口の開きはその前の検診で確認していた通り、

1cmのまま。

しかし検診時は固かった子宮口が柔らかくはなっていた。
入院させるかどうか迷う状態だったようです。


でも痛みは激痛。


痛みに強い妻が早朝にも関わらず、

寝ている私を起こしたくらいなので、

本当によっぽどだったはずです。


何より1人出産していて、その際にも本陣痛は経験しているし、

一応8~12分に1回の周期的な痛みがあった。

何より初産で破水から7時間半で出産しているという

超スピード安産だったことも考慮して

入院が決まった、という事情があります。

しかしこの時点の短いやり取りで、
最初に提示した入院費用が確定したことになります。

もちろん、この後に無事に出産できていれば、
出産一時金も使って入院(出産)費用の支払いができます。

※参考『全国健康保険協会 子どもが生まれたときは出産育児一時金が受けられます。』

 

でも結果として、本陣痛ではなく前駆陣痛(本陣痛前の準備)だった。
痛みが引いてしまったため、ドクター(主治医とは別)の診察、検査の結果も
踏まえて朝10時に退院が決まりました。

これが、ザックリとですが一連の流れになります。

前駆陣痛や自然分娩は自費(私費)扱い?保険は利くのか?

そして明細を見てほしいと思います。

詳しい人なら気付くはずです。

妊婦って基本的に全て『自費』なんですよ。赤枠で囲っていますが。

※明細には「私費」とあります。

 辞書的な意味では私費と自費は若干異なりますが、

 現実的にはイコールとみなしてOKです。


毎度毎度受ける検査費用も全て自費なんです。

つまり、
健康保険が使えないんです。

普通の病院でも診療で、

国保や社保に加入されている方なら

「3割」とか「1割」とか、その一部を支払うだけで済みます。
ここは皆さんご存知かと思います。

ここで注目したいのは、医療保険で保障されるのは

「病気やケガ」なんです。


つまり、妊婦は「病気じゃない」ということ。
だから完全実費なんです。

実費と聞くと、普通は診療報酬で定められている点数がそのまま金額になると思われていませんか?

例えば、診療報酬である検査が『100点』と決められているとすると、
妊婦はなんと100点では計算されません。
(ちなみに100点×10円=1000円という形で医療費は計算
される)

どういうことか?

妊婦は一般の患者さんよりリスクが高い

と判断をされます。


なので、ここがミソ。

その病院独自で診療報酬の点数に上乗せがされます。
先ほどの話なら、一般的には100点の検査が、
例えばとある病院なら120点で計算される。

1.2倍の料金になるということです。

で、この割り増しの割合は、その病院で決めることができるのです。

だから、同じ検査、同じ処置でも、

とある病院なら1.2倍。
とある病院なら1.4倍とか。

そういう形になります。

「 妊婦は一般の患者さんよりリスクが高い 」
ここがそもそも私からすると理解ができないですよね。

普通に手術をする患者さんだってリスクあるのに。
妊婦だから、妊娠は病気じゃないから、という理由で実費になる。

 
妊婦検診というのは妊娠がわかってから、

出産までにかなり頻繁に受けることになります。
それが全て実費で払うとなると、

それこそ検診だけで数十万円の出費になります。

そこで各自治体の保健所に届けを出して、

妊婦検診に使える助成券をいただくことになります。
で、またこの助成券ですが、
各自治体で使い勝手の良し悪しが変わります。
これはまた別にまとめます。

基本的にはこの助成券がある程度は補助してくれます。
でも、この助成券では補助しきれない検査とかもあって、そこは完全実費になります。
(一応、助成補助券なるものがあるにはあるけど、はみ出る分がどうしても出てくる)

なので助成券だけで妊婦検診にかかる料金が

全て賄えると思っている方がいたらそれは違うということです。

実際に妊娠を経験された方はご存知かもしれませんが、

これからお子さんを生みたい、妊娠したいという方々にはわからない話だと思います。


なら、今回の陣痛での入院費用もその助成券で
何とかならないのか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

残念ながら無理です。

原則的に検診以外で助成券を使うことができません。
それにこの助成券、また後述しますが、使い方に特殊なルールがあって、

一般的な商品券のような使い方はできないのです。

妊娠初期はそれほど検査って多くないのですが、

妊娠が経過していくにつれて、段々と検査が増えていきます。

うちの妻の場合、今回は出産前に助成券は使い切りました。

妊娠を確認してもらったクリニックでの

初期の診察が何故か頻繁に予約されたこともありまして。

で、この助成券、金額は各自治体で違いがありますが、

どの自治体でも共通となる疑問や問題点を挙げると、

①『5000円』の助成券で受けられる内容が施設毎で違う
②自費の設定金額も違う
③入院費の概算以外はどの施設も表示していない。
そのため、
 ・自費になると検査にどれくらい掛かるのか。
 ・助成券を使ったとして、他にどれくらいの費用が掛かるのか
 ・助成券内でどのようなサービス(エコーは毎回行うのか等)があるのか
 これらが通院してから様子を見てみないとわからない。説明が一切ない。

ということになります。

芦屋市は数年前に確かこの妊婦検診の助成券の
配布金額を増額して、「子育て推進頑張ってます!」

みたいなことを広報誌か何かで書いてあるのを見たことがあります。


でも、この助成券はさっきも書いた通り、

処理のされ方が不明瞭で、正直金額を増やしたからといって

大して助けられている感はない、というのが

2人の子どもを妊娠して出産までこぎづけている私たちの感想なんです。

そして妊婦検診に限ったことではないかもしれませんが、

こういう疑問や問題があると、

通院してからの突然の、しかも予想外の出費やホスピタリティの無さに

ショックを受ける人も相当数いるんじゃないかと考えるわけです。

 

病院の会計は複雑!明朗会計なんてない!

さて、話を戻していきます。

当日10時に退院が決まりました。

退院処理の連携がうまくいっていなかったため、

会計処理のために1時間半待たされた挙句、

清算は後日にしてほしいということになりました。

概算でどれくらいの金額になりそう、という案内もなく、そのまま帰されたのです。

そしてこの2日後、定期検診の日だったので、
検診を受けて、検診費用と入院費の支払いのために
妻が会計処理を依頼しました。

そして出てきた入院費の金額が、

74000円

だったわけです。


予備知識もなく、一般の方の感覚で、
4時間の入院(+検査)の費用で
そこまで掛かると想像できますか?

例え実費だったとしても。

私と妻は医療従事者ですが、

産婦人科領域の診療報酬については専門外なので詳しくはない。

私は職場のスタッフに、状況を説明して、
どれくらいの請求になると思いますか?
と尋ねてみました。

返ってきた回答は
12000円~18000円
くらいでした。


普通の感覚ならこんなものですよね。

それが『74000円』ですよ?

そこまでの持ち合わせは妻にありませんでした。
しかし妻から後で聞いた話では、
「会計の人の雰囲気が『今日今払ってくれ』みたいに感じた
というのです。

結果的にクレジットカードで支払うことになりました。

妻は、かなりの出費となる金額をいきなり提示されて、

怒りと戸惑いを感じながらも、詳細の説明を受けることも、

支払いを少し待って欲しいという交渉をすることもなく、

カードを切ってしまったわけです。

対応した医事課からしたら、
「クレジットあるでしょ?」
くらいの感覚なのかもしれません。

普通なら「支払いどうしましょうか」くらいは
あってもいいと思うのです。
うちの職場ならそういう案内をしていたのを
聞いたことがあります。

予想外の金額を提示されている相手に対して、

ホスピタリティに準じた対応ではなく、

「今払ってくださいね?」と相手に感じさせる

雰囲気を出した対応をしたというのは、

実は大きな問題だと思うのです。

そう、ここからはホスピタリティの観点から

今回の入院で感じた問題点を書いてみます。

妻は朝6時に緊急入院となりました。

当然ですが朝食は食べずに病院に向かっていました。

入院となって、緊急入院だったにも関わらず、
妻にも病院から朝食が出ました。

その内容は下記の通りです。
・5枚切り食パン1枚
・マーガリン&みかんジャム
・コーンスープ
・ミニミニサラダ
・バック牛乳200ml

さて、この内容でいくらくらいだと思いますか?
明細を見てみましょう。

*食事療養費負担額(一般):640円
*食堂加算:50円

何と約700円!!!

喫茶店やカフェ、軽食屋さんとかで
モーニング食べても、300~500円くらいですよ。

何なら、コンビニで700円かけて買えば
結構豪勢に食べられるわけです。

これが特食(例えば糖尿病食とか腎臓病食とか)で
この金額なら管理料込みと考えれば
やむを得ない金額だと思います。

でも、明細にもあるように『一般』食です。

これで640円はちょっとどうなのか・・・?

しかも協会けんぽのHPで見てみると、
平成30年からの改定で、入院中の食費は
全国一律で
『460円』
と規定されています。

これ、どういうことでしょう?
理由はあるかもしれませんが、
入院の時点で説明があっても
いいのではないでしょうか?

食事なんて生きていく上で絶対必要で、

ましてや妊婦や産後の女性は動くことがままなりません。


提供してもらえる食事の食費なんていくらかなんて、

その時は気にしませんよね。

それを逆手にとってなのか、

そうでないかもしれないけど、

後だしじゃんけんみたいな感じで

結構な金額を請求されると食べたんだから仕方ない

ということになってしまいます。

それに1日の食費が640円×3食=1920円!!!
これで例えば1週間の入院だとして、
1920円×7日間=13440円!

1カ月に換算すると
1920円×30日=57600円

になります。


一般的な中間所得層の夫婦でいえば、
大人2人で1カ月の食費が40000円前後くらいですよ。

1人の食費で約60000円となると、
これは適正なのでしょうか?

そもそもこの640円(食堂加算込みで690円)と

協会けんぽが規定している460円の差は、

妊婦で自費だから、ということなんでしょうか?

これらの説明も入院の時点で妻にはありません。

陣痛と闘っている妻に説明できないなら、

付き添いで向かっていた私に

そういう入院説明があってもおかしくないはずです。

これは後になってわかったことですが、

病院から渡された複数の用紙の中に、

場合によっては入院費が高額になる

ケースがあります、という案内と

概算について書いてあるものがあったようです。

しかし、慌てている患者やその家族が

そのことを覚えているとは思えない。

実際私たちもそんなことは忘れていました。

夜勤帯だったから、

というのであれば退院前の清算を待っている間の時間に、

本来であれば入院時に行う説明をしてもらってもよかったわけです。

どこまでサービスレベルとして求めてもいいのか、

というのは難しいところですが、

今回の妻への対応は少なくとも

ホスピタリティに則った対応には感じませんでした。

こう書いた時、とある方から、

「病院にホスピタリティを求めるのはおかしい」

というご意見をいただきました。

それはある観点で言えばその通りで、

別に私は「おもてなし」をしてください、

ということを言いたいのではありません。

そういう意味でホスピタリティという単語を出していません。

妊婦が安心して、心身や経済的な負担少なく

母子ともに健康で出産を終えられるような

体制、サポートをしてほしい。

それだけなのです。


前駆陣痛や自然分娩は高額療養費制度の対象にはならない?

食事のことはこれくらいにして。

さて、入院費や治療費が高額になった時に、
少し詳しい方ならこう思われるはずです。

「『高額療養費制度』があるじゃないか」

そう、ある一定額(所得によって変わる)を

越えた治療費や入院費用については、

償還払いという形で後に返還してもらえる、

という制度です。

ザックリと、若干違うかもしれませんが、イメージしやすくするために説明すると、

医療費総額:300000円
計算して求められた自己負担上限額:90000円
返還される額:300000円ー90000円=210000円

こんな感じです。

これは原則として健康保険に加入していれば
使える制度です。
つまり国保でも社保でも使える。

当然、妻も支払いの後で、病院の地域連携室の担当者に

高額療養制度が使えないかどうかを問い合わせました。

そうすると、担当者からは
「所属している協会けんぽ毎で対応が変わるので、そちらに問い合わせて欲しい」
ということでした。

そして翌日妻が協会けんぽに確認を取ったところ、回答は以下の通りでした。

どこの保険に加入していても条件は同じで、
妊娠に掛かる費用は基本的には私費になるので
限度額の適用はできない』。
私費扱いのものではない場合(帝王切開や出産後の容態変化への対応など)は
限度額の適応になる


そう、結局自費(私費)であって、

保険が絡んでいない以上、今回(自然分娩であって、かつ前駆陣痛での入院)は

健康保険が関係する高額療養費制度自体が使えないってことなんです。

 
そうなってくると、今回の入院費が医療保険の対象にはならないのか。
どうしても私費(自費)なのか、
ということが
大事になってくるわけです。

妻はすぐにかかりつけの病院に問い合わせをしました。

一縷の望みにかけて・・・

というのも、ネット上で調べてみると、
前駆陣痛で数時間入院した際に、公的保険適応になった人の情報もあったんです。
私も調べて見つけました。
https://ameblo.jp/s-kao/entry-12130309307.html
もちろん、残念ながら私費扱いになった方の情報も多数あります。

そして返ってきた回答は・・・

医師にも相談しての自費請求になります
というものでした。

この回答で同じ立場で皆さん納得できますか?
私はできない。

なぜなら、公的保険適応になった方がいる。
妻の場合はドクター判断で自費扱い。
同じ前駆陣痛なのに。

この違いは何なのか。
医師にも相談しての自費請求。
ドクターは何をもって自費請求としたのか。

そこも一切説明がないわけです。

つまり、コンセンサスというか、インフォームドコンセントが

一切なかったのが今回の対応だと私たち夫婦は感じています。

多分、こういう形で請求された以上は黙って支払うしかない、

という妊婦さんや旦那さんが多いのではないでしょうか。

 
で、Google先生に色々聞いてみると、
同じような体験をされている妊婦さんもそれなりにおられました。
だから今回お世話になっている病院がどうこう、というわけでもない話のようです。

今回の妻の陣痛に伴う入院という大きな大きなイベントの費用は誰も補助してくれません。
(一部民間の保険は対応可能なものもあるが全てではない)
妻も支払ってから、
ここまで費用が掛かるなら入院せずに帰ってたわ
と言うほどです。


最後に。日本の少子化対策に一言

現在、政府は加速している少子化についての対策を

検討しているようですが、

根本的は少しズレていると思わざるをえない印象です。

2020年5月29日に政府が閣議決定した

少子化対策大綱というものがあります。

1.結婚・子育て世代が将来にわたる展望を描ける環境をつくる

2.多様化する子育て家庭の様々なニーズに応える

3.地域の実情に応じたきめ細かな取組を進める

4.結婚、妊娠・出産、子供・子育てに温かい社会をつくる

5.科学技術の成果など新たなリソースを積極的に活用する

少子化社会対策大綱(概要)より

安心して、出来るだけ金銭的にも心身としても負担が少ない形で

妊婦検診や出産ができるような制度にして欲しい。

今の時代に合った形で。


今回、こういう投稿をしたのは、別にお金を返して欲しいとか、

そういう意図ではありません。


今後同じ思いをする人たちが少しでも減らしたい。
その一心です。

今回の私が書いた内容で、逆に気分を害する方もいらっしゃるかもしれません。

先にお詫びしておきます。申し訳ありません。


でも、事実を発信し、何かを変えるための行動をする。

私の信念に基づく投稿であることも、ご理解いただければ幸いです。

この件は無駄かもしれませんが、芦屋市の市議会議員にも

何かしらの手段で伝えようと思っています。

もし何かを感じ取ってくださった方がいらっしゃれば、

是非シェアなどで拡散していただけると有り難いです。


よろしくお願いいたします。

長文となりましたが、ここまで読んでいただき、

本当にありがとうございました!



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