いらっしゃいませ!
ヒロノカフェにようこそ。店長の中井です。
皆さん、この単語をご存じでしょうか。
フラリーマン
仕事を終えて退社してから、まっすぐ帰宅はせず、ぶらぶら寄り道しながら帰るような勤め人(サラリーマン)を指す俗な言い方
Weblio辞書より
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3
時々TVでも取材をされるようになったので、聞いたことがある方もいるでしょう。
政府の働き方改革の一環で、不要な残業をさせないように企業に指導が入るようになりました。
そのお陰で残業が当たり前だったサラリーマンたちが、定時退社出来ることが増えたわけです。
でも、この時にまっすぐ帰ればいいのに、人間は時間が急に出来ると、その活かし方に困るようです。私には考えられませんが。
ある人は飲みに行く。
ある人はカフェで読書をしてから帰る。
ある人はバッティングセンターに寄ってから帰る。
やっていること自体は良いんです。余暇としての過ごし方なので。
ただ、私が問題視したいのは、パートナーに対しては
「仕事で遅くなる」
と言って、実は仕事じゃなく飲みに行ったりカフェ行ったりバッティングセンター行ったりすること。
何で真っ直ぐ帰らないのだろうか。
空いた時間が急に出来ると、その時間を家事や育児や、自宅での余暇として使うことが出来なくなる、特に男性が多いようです。
早く帰りましょうよ、フラリーマン。
そして、一方でこんなニュースが昨年あったのをご存じでしょうか
妻の家事時間 夫の7倍 「名もなき家事」9割は妻
NHKニュースWEB Twitterより
https://twitter.com/nhk_news/status/1172614438592999424
凄い極端な数字が出ていますね。
私もこの報道を見た時は驚いてTwitterで、男性もっとしっかりしよう!みたいなツイートをしたくらいです。
この数字を冷静に分析されている方がいらっしゃいましたので、この数字はちょっと作られた数字の可能性もあります。参考までにURLを貼っておきます。
とはいえ、この数字をNHKが引き出した元の資料というものがあります。
それが国立社会保障・人口問題研究所「第6回全国家庭動向調査」です。
で、この資料を見ていると、NHKニュースの見出しに出した数字は確かに極端だけど、先述した「フラリーマン」をしている男性が、まだまだそれなりにいる、という事実はやはり見えてきます。
この資料の中で私が気になった部分を抜粋します。
夫の1日の平均家事時間は、第4回、第5回とも、平日は31分、休日は約60分(1時間)と変化がみられなかったが、第6回調査では平日は37分、休日は66分と微増した
妻のデータは、先述したサイトの方が、専業主婦のデータも入っていることを指摘していたので、ここでは一旦横に置いて、男性だけのデータを見ています。
男性のデータは60歳未満の方のデータだから、概ね仕事をしている男性が対象でしょう。仮に主夫の方の数字が入っていたとしても、現状は大きく数字を変えるほどのインパクトはないでしょう。
そこでさらにこの男性が行っている家事の内容について紐解きます。
同資料にはこうあります。
夫が週に1~2回以上遂行した割合が高いのは「ゴミ出し」、「日常の買い物」、「食後の片付け」である。
これらの家事は、第6回調査では週に1~2回以上遂行した夫が40~50%程度である。
週に1~2回家事をした男性のデータを取り上げられている時点で、男性の家事への参加度合いが少ない証拠ですね。
そして割合が高い家事を週1~2回以上行っている男性が40~50%
しか
いないのです。残り50%の男性、もっと頑張りましょう!
そして、同資料から次のデータです。
週に1~2回以上遂行した夫の割合が低いのは「部屋の掃除」の23.7%と、「炊事」の23.6%である。
残る「風呂洗い」、「洗濯」は、第6回調査では週に1~2回以上遂行した夫が35.9%と31.7%。
やはり男性は掃除と食事を作ることをしないんですね。
きっとこれらの家事項目は
「女性の仕事」
だと思っている男性が多いんじゃないかと思う。
ご飯はどうしてハードル高いのでしょうか。
- 包丁の扱いが難しい
- 素材の切り方が難しい or わからない
- 調味料の分量を量るのが面倒
- どれくらい煮たり焼いたりしたらいいかわからない
- そもそも何を作ったらいいかがわからない
多分最後の理由が一番なのかなと個人的には考えます。
学生時代に一人暮らしとかをしていない限りは、なかなかハードルが高いでしょう。
とは言え、私は大学時代は実家暮らしです。当時は掃除も料理も一切しませんでした。全て母親任せです。
そんな私でも今では家事がすんなり出来るようになります。妻からのダメ出しも新婚当初と比べると激減しました。
今後簡単料理の作り方をまとめたり、男飯を作るのに欲しいアイテムの紹介などもしてみようと思います。
フラリーマンやっている男性の方々、早く自宅に帰りましょう。
そしてパートナーと話をしながら、家事を手伝ったりしてみましょう。
今日はここまでになります。
次回もお楽しみに!
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